里山を守れ!

 

 知多半島のこのあたりは集落と田畑以外は里山(人の手の入った雑木林)でした。近年、耕地整理や宅地開発、工場誘致などで里山がどんどん失われつつあります。東浦にも道路や宅地などで分断されていないまとまった厚みのある雑木林はわずかしか残っていません。

 本コーナーでは、議会で発言したことなどを中心に、里山に関するトピックスを紹介します。


 

 

 

 

 

一般質問の報告・・・里山の保存について   平成11年8月4日

 

東浦町でも里山と呼べる所は、もう2カ所程しか残っていません。しかも一つは、工場の、もう一方は宅地の開発計画が持ち上がっています。いずれも町としては、「緑地」を設けるつもりはあっても里山の自然を残す強い意志は無いとのこと。

 

<補足> 我々はこれまで、「日本の原風景」と呼ぶべきものをあまりにも粗末にしてきました。「里山」と言うのは「木」が何本か生えているだけではなくて、例えば知多半島の場合、水源の山林(雑木林)があってそれに続く谷筋にため池や水田がセットになっています。そこには当然、水や生態系の循環があるわけで、部分を捉えるのではなく系全体を捉える視点が必要かと思います。保存するとすれば少なくとも2つの尾根と1つの谷を含むある程度厚みのある区域になります。面積的には10〜20ha程度でしょうか。そんな場所は町内ではもう2カ所しかありません。しかし、1カ所はSTLCDの工場の拡張が確実だし、もう1カ所は宅地開発の計画が持ち上がっているし、結局消えて無くなる運命にありそうです。わたしは開発が悪いと言うつもりはありません。櫛の歯が欠けるような無秩序な開発に反対しているだけです。残すべきところは残し、有効利用すべきところは有効利用する、メリハリのある都市計画を考えるべきです。最近、何かにつけてオオタカが話題になって、開発工事が中断したりしています。そして、営巣の期間中、工事を自粛するとか騒音を抑える等の対策がとられていますが、そもそもオオタカ単体を考えるのではなく、何故そこに食物連鎖の頂点に立つオオタカが住んでいるのかと言う事に思い至るべきでしょう。系全体の環境を手つかずのまま保存する発想が必要です。

 それでは里山を保存するにはどうすればよいのでしょうか。@町が買い取る、A長期で借上げる、B地主が町に寄付をする、C強力な規制を敷く、D自然保護団体が買い取る等幾つか考えられますが、@は予算の問題があります。ACは地主の権利が侵害されます。固定資産税や相続税の減額があって然るべきでしょう。また、BDは市民のボランティア精神に頼らざるを得ません。どれも一長一短ですが、なにか名案はありませんか?

 

 

一般質問の報告・・・飛山池周辺の自然保護   平成12年1月15日

 

飛山池周辺の自然保護について(自然公園構想あるが、資材置き場化が進行)

 1)条例等新たな規制・誘導方策は?

 2)保全林の指定は?

 3)町による買い取りは?

 4)私権制限に対する税制面での優遇は?

 

 自然を公共の財産として、後の世代に継承していくことは、我々の重要な務め。ここは町がマスタープランの中で将来、自然公園として保存していきたいと考えている地区です。しかし、現在、資材置き場化、産廃置き場化が進行中です。ここは交通の便が良い上に山林なので、農地法の規制もなく野放し状態です。何とかして伐採・造成を防ぎたいと思います。

 まず、規制策ですが、いくつかの法律があります。これら中で、自然公園法と自然環境保全法というのがありますが、これは国立公園等の第一級の自然の保護を目的とするものです。わが国では、里山等の平凡な身近な自然を、これまであまり保護の対象にはしてきませんでした。それだけに、里山等の自然破壊が全国同時進行しているのが問題です。気が付いたときには、どこにも残っていないという事態になりかねません。市街地の身近な山林に適用できそうな法規制は、森林法による保安林指定、都市緑地保全法による緑地保全地区指定(都市計画区域内)又は緑地協定、都市計画法による風致指定・市民緑地制度、そして環境庁もしくは県の指定になりますが、鳥獣保護および狩猟に関する法律による鳥獣保護区の指定などが挙げられます。これらをうまく組み合わせて飛山池周辺を保全することはできないでしょうか。

 町による保全対象地の買取りはできないでしょうか。また、予算が足りないと言うのなら、ナショナルトラスト的な運動に対する協力はできないでしょうか。それから、町の保全構想があるのに、それを町民に対して明確に公表していないのも問題です。町が、飛山池周辺は保全していくんだと言う意志を明確に示して、町民の合意を得ていくことが大切です。また規制によって地権者の私権が制限される場合、固定資産税や相続税などの税制面での優遇措置はあるのでしょうか。これが無ければ、地主は保全に応じないでしょう。

 町の答弁は、「農地の開発が厳しく規制されているため、山林が開発の対象になってしまう。農地を絡めた土地利用が可能になるように、県や国に働きかけている。」「法律による規制は、地主の同意が必要なため事実上不可能。」「池周辺の保全は水環境整備事業(県の補助事業)による池整備と合わせて自然観察公園を造りたい。(個人的には、護岸や自然観察館は不要と思いますが・・・。)」「用地の買収には多額の予算が必要となるため、借地で対応したい。」「借り上げの場合、無償借り上げなら固定資産税の免除。市民緑地制度による20年以上の借地契約の場合は、相続税評価の20%減額(あまり魅力的とは言えません。)がある。」とのこと。

 

<補足>

 東浦には高根の森やSTLCDの付近にまだ林が残っていると言いますが、里山と呼ぶには面積的に小さすぎるし、工場を取りまく外周にしか残っていなかったりで、まとまった山林を残す計画がないのが実情です。国際自然保護連合が提唱する山林を残すときの原則を紹介しますと、なるべく広く、道路等で分割しない、分散させない、分散した場合は緑道でつなぐ、円形に残す。それから、表土をはがさないのは言うまでもありません。

 

 

一般質問の報告・・・残すべきところは残し、利用すべきところは利用する   平成13年7月18日

 

都市計画の課題(里山の保存と駅周辺の開発促進)

 

 東浦の都市計画の課題として里山の保存と駅周辺の開発促進を挙げて、それぞれについて質問しました。「里山」は初めての議会の一般質問で取り上げから「神谷議員の十八番」になってしまいました。

「里山を残せ」と言うと「高根の森公園があるじゃないか」と言われますが、高根の森は「里山」とは呼べません。例えば知多半島の場合、水源の山林(雑木林)があってそれに続く谷筋にため池や水田がセットになっています。そこには当然、水や生態系の循環があるわけで、保存するとすれば少なくとも2つの尾根と1つの谷を含むある程度厚みのある区域でなければなりません。そうして東浦の丘陵地に散在する林地も含めて、里山を回廊状に結んで残して行けたらと思います。

 東浦の丘陵地帯は、ほとんど宅造法と砂防法の規制がかかっています。森林計画に基づく地域対象森林の指定もかかっている所があり、1ha以上の開発には県の許可が必要です。これには町が意見を付けることもできます。高知市では、「里山保全条例」を制定して市街化区域内についても積極的に保全を図っています。町の答弁では、「里山保全の必要性は痛感している。私権の制限には困難が伴うが、法令等による林地・緑地の保全措置について地権者の理解を得ながら検討を加えたい。」とのこと。

 

 一方、市街地を誘導していくうえで、わざわざ里山を削って宅地開発するよりも、鉄道駅や国道に近い所に街を作るべきです。例として、巽ヶ丘駅の東側や東浦駅の東側を挙げることができます。答弁では、「昭和61年に巽ヶ丘駅東側の区画整理の話が持ち上がったことがあるが、反対があったため立ち消えになった。その後情勢も変わったので、境界を接している阿久比町と共同で再検討したい。東浦駅の東側は、農振除外が問題。藤江三丁地区の市街化編入が解決してから東浦駅東側の区画整理を検討したい。」とのこと。

 

 いずれにせよ、私が言いたいのは、残すべき所は残し、利用すべき所は利用する、総合的な都市計画の視点が必要ではないかということです。地域で計画的なまちづくりをしていく姿勢がまだまだ欠けていると思います。町は、やると決めたことは半ば強引に事を進めます。また、民間の開発には色々と厳しい注文をつけてきます。そのくせ、いざとなると、「地区の熱意がない」とか「地主の意向が大事だ」とか言って逃げを打ちます。成り行き任せでは、土地の有効利用は図れないし、その場限りのミニ開発が横行することになります。

 

 

一般質問の報告・・・飛山池周辺の自然公園構想について   平成15年5月20日

 

以前質問した飛山池周辺の自然公園構想について、その後の進展を質問しました。それから、黒鳥地区(県道東浦名古屋線の東側)の山林まで公園域を広げ、まとまった里山として保存する考えを尋ねました。

答弁では、「15年度に“緑の基本計画”の見直しをする際に、緑地の保全に配慮しつつ何らかの位置付けをしたい。借地するなど地主への対応はその後。」「黒鳥地区については、宅地開発計画の行方を見守りたい。」とのこと。

オニバスの自生地があり、里山保全、景観の上でも貴重なところです。住宅地に近接しており憩いの場ともなり得る立地です。緑の基本計画のなかで保全への配慮を求めました。

黒鳥地区の宅地開発計画は事実上頓挫しています。この一帯には、桐林、桜の巨木、刈谷市街が一望できる高台などもあって、町内にまだこんなところがあったのかと感動します。何とかしてこの環境を残していきたいものです。役場の皆さんも探検してみてはいかがでしょうか。きっと何か発見があるはずです。

 

 

里山考   平成16年4月26日

 

新緑の季節になりました。三河方面から東浦を眺めると青々して緑がまぶしく感じられます。先日、ある保守系の議員さんと雑談していたら、「刈谷や高浜の人達は東浦の丘陵地に緑が残っているのをうらやましがっている。神谷さんの言っている通り里山は残していかなきゃ。」と聞いて思わず嬉しくなりました。町長も以前、議会の答弁で丘陵地に工場誘致するのに、「里山を切り開くよりも利用されていない農地を使った方が良い。」と発言しています。少しずつではありますが、里山の価値を見直し、保全していくコンセンサスが醸成されつつあるように感じます。

4月25日に生路小学校の行事でタケノコ狩りが行われました。参加者のほとんどが初体験だったようです。身近な里山の幸を楽しむ良い機会になったのではと思います。

 

 

一般質問の報告・・・残り少ない自然環境を保護するには   平成16年7月22日

 

1)残すべきところ残したいところを指定して、地権者に理解を求める努力を

 

東浦町内にもまだ里山が残っていますが、こうしている間にも着実に減少しています。現在、里山と言えるほどまとまって残っているのは、飛山池周辺とSTLCDの周辺だけになってしまいました。その中でも、飛山池周辺には、私が議員になる以前から自然公園構想がありましたが、まったく着手されていないばかりか地権者も構想について知らされていません。残すべきところを指定して、地権者の理解と協力を得る努力が必要ではないでしょうか。

行政は、里山の大切さは十分認識していると言いますが、この数年間に一体どんな働きかけをしたのでしょうか。答弁では、借地で用地を確保したいとのことですが、地権者に対し具体的にどんな働きかけをしていくかについてハッキリとした返事がありません。また、行政は、飛山池を農水省の補助金をもらって整備していきたいようですが、そもそも自然公園は、補助金をもらって大掛かりな事業をしなくても、「そこにある」こと自体に意味があるのではないでしょうか。

平成10年に町が3000人を対象に行った住民アンケート調査ではグラフのような結果が出ています。町の環境基本計画には、飛山池周辺の自然保護、市民緑地制度による保全林の指定、緑地保全のための誘導策の検討などが実施計画として載っています。載せた以上は具体化して欲しいものです。

住民アンケート結果(今後の里山保全と開発のあり方について)住民アンケート結果(里山を残した場合の活用方法について)

 

2)学校教育を通じて子供たちに自然環境保護の心を

 

長期的視野に立ち、学校教育を通じてこれからの社会を担う子供たちに、自然環境保護を伝え、実践していくことが重要です。野外活動として、ドングリを拾い苗を育てて植樹する里山再生やツタを使ってターザンごっこ、ゲゲゲの鬼太郎の家のようなツリーハウス作り、雑木林の素材を使った工作、探検マップ作りなどもできるでしょう。理科、社会、道徳のみならず、子供たちの美意識の分野にも関連してくるのではないでしょうか。

教育長の答弁では、「総合学習等で、高根の森、岡田川、明徳寺川、須賀川、厄松池をきれいにするなどの活動、地球温暖化や酸性雨の学習、土曜日の課外活動で野鳥観察、竹炭作りや竹の子掘り、ビオトープ作り、そして緑の少年団活動などを学校単位でやっている。子供たちには、学校、家庭、地域の協力を得て、自然のすばらしさ、生命の大切さを学び、豊かな感性を身につけて欲しいと願っている。西部中学校隣の雑木林を学校林として手入れしていく。」とのこと。

 

 

都市計画マスタープランと緑の基本計画の改定   平成17122

 

都市計画マスタープランとは、都市計画法に基づき、都市計画に関する基本的な方針を定めるもので、市町村がその創意工夫のもとに、住民意見を反映して定めるものとされています。緑の基本計画とは、都市緑地保全法に基づき、目指すべき将来の緑のあり方と、それを実現していくための方法などについて基本的な考え方をまとめたもので、緑のまちづくりを進めていくための指針となるものです。

今回初めて、地域住民の意見を聞くということで、各地区の公民館で住民代表(老人会、婦人会、商工会、PTAなど各種団体の長)への説明とヒアリングがありました。議会でも、意見を述べる場があり、私は、「住民の意見を集めるのに、住民公募や、町のホームページを使えないか」「コンサルタントに説明させるのではなくて、町の職員が自分たちの言葉で説明すべきでないか」「現状の課題に対する解決策が不明確」「里山の保全が中途半端」などの注文をつけました。

行政は、寄せられた意見を踏まえ、3月下旬に改訂版を完成させたいとしています。

 

 

うれしいメール   平成1771

 

とてもうれしいメールをいただきました。

「愛知アルプス山行記」というサイトを運営されている方から、私のホームページ(平成13年6月定例議会報告)の里山の保存に関する一般質問を読んで「溜飲の下がる思い」をされたとしてメールをいただいたのです。

この方は、県内の里山を巡られて、紀行文をサイトに載せておられます。たまたま、町内の「高根の森」について検索したところ私のHPを見つけられたようです。紀行文の中に、私の議会報告の一節を引用していただけました。

自分のホームページを見つけていただいて、感想を頂戴し、リンクや引用までしていただけるのは、うれしい限りです。以下は上記サイトの紹介です。

 

東浦町議会に神谷明彦さんという議員がおられる。この森を調べていたら、神谷議員のHPが検索に出てきた。定例議会報告で「里山の保存」について質問されたことが掲載されていた。

高根の森は言うに及ばず、里山の保全について当に的を得た溜飲を下げる質問であった。無断引用はまずかろうと、ご本人にお願いしたところ快諾いただいたので引用させていただく。

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「里山を残せ」と言うと「高根の森公園があるじゃないか」と言われますが、高根の森は「里山」とは呼べません。

例えば知多半島の場合、水源の山林(雑木林)があってそれに続く谷筋にため池や水田がセットになっています。

そこには当然、水や生態系の循環があるわけで、保存するとすれば少なくとも2つの尾根と1つの谷を含むある程度厚みのある区域でなければなりません。

そうして東浦の丘陵地に散在する林地も含めて、里山を回廊状に結んで残して行けたらと思います。

 

ところで、

「愛知アルプス山行記」の中の「里山彷徨録」を拝見すると、高根の森のほかに、近所では「冨士塚」が記載されています。私が子供の頃には冨士塚から西は家もなく松林が広がっていました。今では削られて、水準点(だったと思います)のあるところだけが僅かに残っているのみで、見る影もありません。(もっとも、これは県立高校建設のためや耕地整理のためだったので、当時としては仕方の無いことだったのでしょうね。)

成熟社会の中で、本当に “里地開発”=“発展”=”地域が豊かになること” なのか改めて考え直す時期に来ていると思います。

これまで雑木林というと「開発余地」としか見られてきませんでした。さすがに最近、まとまった樹林地がなくなってきて、その消失を惜しむ声が少しずつではありますが大きくなってきたように感じます。

しかし、依然として、残すとしても(たとえば「自然体験施設」や「整備された公園」として)市民が利用できなければ価値を認めないといった物質的発想が根強く残っています。保存して後世に残すべき「そこにある価値」に気付いて欲しいものです。また、竹が蔓延るなどして荒れ放題の雑木林をどうやって保全していくかも大きな課題です。

できれば、里山と関わりをお持ちになっておられる方々のアドバイスをいただけたらと思います。

 

 

一般質問の報告・・・飛山池周辺の里山の一体保全を!   平成18年6月28日

 

以前から飛山池周辺には自然公園構想がありました。私も過去何回か一般質問で取り上げたことがありますが、一向に進展しませんでした。しかし、17年度から町は用地の借地交渉に本腰を入れたようです。

そこで、借地契約の進捗状況と今後の自然公園整備の内容とスケジュールについて質問しました。またさらに、飛山池の周囲だけでなく、県道東浦名古屋線(通称ダンプ道路)東側の里山と一体で保全する考えについて質問しました。

行政の答弁は、「借地契約済みの面積は約2ha(予定面積の約40%)で、残りの部分についても今後借地を進める。」「樹林を出来る限り保全するようにした散策道や休憩所を検討したい。」とのこと。従来は公園整備と言えば施設建設の意識が強かったのですが、あるがままの自然の価値が見直されるようになってきたと感じます。

県道東側の里山の保存に関しては、行政は「都市計画マスタープランでは、自然環境への影響に配慮した住宅供給地と位置づけている」として、住宅開発をあきらめきれないようですが、以前持ち上がったU社とM社による開発計画は頓挫しています。

町内には、二つ以上の尾根があって、水源の雑木林や点在するため池や田畑などを含んだ「里山」が手付かずで残っているのはもうここだけ。大切に残していくべきです。マスタープランのなかでは「自然環境に配慮した住宅地」と位置づけていますが、現行の手法では従来型の開発となんら変わらないものにしかなりません。

開発しやすいところから安易に開発してきたために、日本全国で里山の消失が同時進行しています。そんなところは往々にして駅から遠い場合が多く交通も不便、治山治水上も問題があります。開発計画を期待するよりは保全に頭を切り替えてはどうかと思います。町が全部買収しても於大公園用地よりも安くあがるのでは?と思います。市民参加型の公募債で資金調達するのもひとつの手です。

借りた後の管理は。市民参加の手法が取れないでしょうか。里山管理のシステムを学ぶシンポジウム、講習会なども企画して欲しいところです。あいち小児医療センター脇の山林を手入れしているアチェメックの森の活動ノウハウを参考にしてはどうでしょうか。

資材置き場等で山林が失われたところについては、在来種を植林して里山を再生する必要もあります。

これは100年の計です。将来、周りに宅地や工場が出来てもここだけ都市のオアシスとして残ります。ニューヨークのセントラルパークはまちづくりの初期の段階から残してきたから今日の姿があります。日本はこういう発想が無さ過ぎます。面的な広がりを持った一団の里山を残す必要があると思います。

 

里山で木登り里山でターザンごっこ

 

 

一般質問の報告・・・石浜飛山東地区の宅地開発計画について   平成19年10月25日

 

石浜飛山東地区でいったん頓挫した宅地開発計画が再び進められています。民間の宅地開発業者が山林を買収して約19haの宅地開発をする計画です。

私は、以前から述べていますが、水の循環、生態系、景観面からも、里山として保全していくには、ある程度の厚みがあり2つ以上の尾根にはさまれた谷を残さねば意味がありません。そんな手付かずのまとまった規模の里山は町内でここしか残っていません。

宅地開発が地権者の総意であれば仕方のないことですが、何とかして町内最大最後の里山を残せないものでしょうか。万一開発されるとしても、従来型の開発とは違い、樹林地の自然を生かした住宅地にできないでしょうか。

平成17年に、町が緑の基本計画、都市計画マスタープランを改定したときに、この地区については「自然内住宅検討地」という表現を用いて、従来の宅地誘導と差別化を図ったはずですが、それがどんな形で盛り込まれるのか全く不明です。建設部長の答弁では「ゆとりと潤いのある住宅居住空間実現のためには開発を許容する。公園や緑地面積は規制以上に確保する」と言っていますが、今回の計画は樹木を伐採し地面をならし、狭い分譲区画に区切り、碁盤の目のように道路を入れる従来型の宅地開発となんら変わりありません。「緑地」と一言で言っても、街路樹や公園広場をつくるのと雑木林の自然を残すのとでは意味が違います。送電鉄塔の下に樹木を残すといっても自然を残したことにはなりません。町の言う「自然内住宅」とは「自然無い住宅」の意味でしょうか? 町は定まったイメージを持ち合わせていません。

いたずらに高度成長期の開発手法を繰り返し、それでもって都市景観が悪い、潤いがないというのはあたりまえです。何でもいいから適当に開発しちまえでは、里山も浮かばれません。

今、「持続ある発展」が求められています。急に人口を増やせばそのあと必ず歪みが出ます。最後に残った大規模山林を開発してしまった場合、どのような持続的発展を考えるでしょうか。私たちは次の世代に、開発の歪みを残すことなく、東浦の自然や景観を残していく責任を負っています。これについては、将来の人口計画の考え方や、これからの開発はどんな場所で進めるべきかなどに踏み込んで議論するつもりでしたが、時間切れになってしまいました。

 

「自然内住宅」と聞いてイメージするものは>

たとえば、林の中に散在する住宅、地形に沿った区画や道路・・・まるで高原の別荘地ですね。高低差を生かせば建築に個性が出ます。盛ったり削ったりしなければ、地震や土砂災害にも強いはずです。そこまでできなくても、国の優良田園住宅制度のように建蔽率を(従来の半分に)制限したり、林や家庭菜園つきの区画にしたりすれば、かなりゆとりが出ます。

これは決して不可能ではないと思います。宅地開発業者は3〜4万/坪で山林を購入、開発して3040万で売るわけですから、減歩があるにせよ単価は約10倍になります。この利益を土地利用制限付で購入者と開発者と地権者が分け合えばよいのです。

“環境共生型まちづくり”の実例として、滋賀県近江八幡市の「小舟木エコ村プロジェクト」では農地15haを開発し、家庭菜園つき住宅、平均73坪、40区画が90坪以上を実現しています。

 

石浜飛山東地区の里山と自然環境学習の森予定地

 

 

一般質問の報告・・・「自然環境学習の森」の整備方針について   平成19年10月25日

 

工場敷地にかからずに残った新池周辺の山林を県が主体となって(仮称)自然環境学習の森として整備する計画が発表されました。町が地権者である名鉄と豊田自動織機から13haの山林(保安林)を借地し、林野庁の予算1億円を使って、治山事業として3年間で県が整備。そのあと町が学習施設設置や維持管理をする計画です。

<民有地で行政が治山事業?>

まず、民間の土地を賃借して、税金でもって治山事業をするわけですが、本来は荒廃した山林を再生して管理しなければならないのは地権者のはずです。実際に町内の地主さんで、毎年少しずつお金をかけながら、竹林を整備している人だっています。市民の森を創ることに反対ではありませんが、ここで税金を投入し治山事業をやることについては、説明が必要です。
自然環境学習の森予定地を北側から望む

これに対して、町長は、「環境庁には里山保護の支援策はなく、林野庁が治山事業としてお金を出してくれることになった。あくまでも自然環境を守るための取り組みで、治山が目的ではない。」と答弁しました。

<1億円かけて3年で自然再生は不自然>

治山事業の概要町が里山再生に向けて重い腰を上げたのは結構なことですが、里山の保全や手入れは、お金をかけて大がかりな土木工事をするのではなく、時間をかけて自然を育てていく過程が大切だと思います生物が定着するにも年月を要します。里山は逃げていきません。あわてて1億円も投入する必要はあるのでしょうか。国のお金といっても元は住民の税金です。

答弁では「少々の人手では手がつけられないので初期整備が必要。竹林から広葉樹林への転換、最小限の管理用道路、作業用スペース、一定の面積の湿地帯と小川を造成、木道設置をする。地形の改変は最低限にする。その後の管理も含め10年、20年かけて里山を再生したい。」とのこと。

<区域は十分か>

区域は、尾根の半分、谷の半分しかありません。また、谷の最奥(源流部)が入っていません。本来は一つの谷(水系)全部をカバーすべきです。谷の東側にある斜面がはだけていて宗教施設が丸見えなのも景観を損ねています。借地予定の2社以外とは用地交渉していないでは片手落ちです。これに対する答弁は「今後の課題」とのこと。

<その後の維持管理は>

町が里山を管理していく上で、さまざまな形の市民参加、人づくりのための講習、保全活動の実践などをどう進めていくのでしょうか。どんなプログラムを考えているのでしょうか。

愛知県内には、自然とのふれあいや保全活動をサポートする機関があります。里山保全活動をしている市民団体もたくさんあります。東浦から職員や住民がそういったものに参加することもできるし、参考になるものもいっぱいあるはずです。

森づくりは、本来市民の手で、自然と親しみながら遊びながら育んでいくものだと思います。行政が事業内容も期間も決めてしまって、あとは管理の作業員として住民を使う発想ではダメ。計画段階から住民が入るのが住民参加です。行政はコーディネート役に徹するべきです。

建設部長は「どう住民を取り込むのか、今後勉強する。」との答弁でした。

 

 

一般質問の報告・・・「自然環境学習の森」の今後について   平成20年1月24日

 

私はかねてからこの新池周辺と飛山東地区の里山に注目してきましたが、町内最大のまとまった里山である飛山東地区の宅地開発が決まってしまって残念で仕方がありません。非常に力を落としています。

残るは本当に新池周辺だけになってしまったわけで、この場所については、本来の里山の自然をしっかり残していけるよう働きかけをしていきたいと思っています。

自然環境学習の森の里山再生は11月から作業に入っていますが、住民参加をうたいながら、行政の公共事業のペースになってしまわないか危惧します。

<生物、地形、水流、歴史などの現地調査、周辺調査は>

学習も兼ねて、住民、現地農家や専門家の参加による調査、プラン作りが望ましいと考えます。

答弁では、県はすでに地質、気象、動植物、水質環境などの調査をしている。今後、生物観察同好会と打ち合わせながら自然再生のみでなく住民が自然に触れ合い生物観察を楽しめるところにしたいとのこと。

<住民向けの里山再生に関するPRや研修・講座の予定は>

これから施設整備や人材育成の研修、講習会、住民参加、管理運営方法を計画したいとの答弁でした。

<竹林伐採後の植栽は>

当地に縁のない植物や動物、土壌を持ち込むのは好ましくないというのは今や常識です。植林をすると言っていますが、どんな木を植えようとしているのでしょうか。

竹林は一部を除き伐採、自生木は残し、シラカシ、クヌギなどの在来種を植えるとの答弁でしたが、植林はほどほどにしておくべきだと思います。竹を切った後に植林はせずに、自然に芽吹くのを待っても十分ではないでしょうか。また湿地のある谷の部分まで木を植えてしまうと谷が暗くなってしまいます。町外から木や土壌を持ち込むのは問題です。どうしても植えたいのなら飛山東の木を移植したらいかがでしょうか。

 

<補足>

12月の初めに、ため池や里山の保全に携わっている専門家にご一緒いただいて現地を見てきました

低農薬の自然に近い農法で水田耕作しているためか、タニシがいっぱいいます。トンボの種類も豊富だし、きっと良い場所になるとのコメントをいただきました。そのほかにも、「維持管理には、自然に対するしっかりした考え方と知識をもった『長』を決めて、地域住民で継続的な活動が必要。『本来の自然の復元』というしっかりしたコンセプトを提示すべき。営農されている方にも指導に参加いただいては。」などのアドバイスをいただきました。

近くの明覚池は東浦で最も自然(水草、トンボ)に富んでいるので、明覚池との連携(公園区域を広げる、遊歩道でつなげる)も考えてはどうかと思います。

 

 

自然環境学習の森 計画づくりワークショップ   平成20719

 

621日と75日に、東浦町が主催する「自然環境学習の森ワークショップ」に参加しました。

このワークショップは、現在、県が竹林の間引きと管理歩道の整備を進めている「自然環境学習の森」について、今後この地区をどう保全し、自然環境を再生していくか、市民のアイディアを活かした計画づくりを進めるためのものです。公募による市民参加の森づくりへの第一歩です。

参加者20人程度を募集したところ、1日しか出席できない人を含めて18人ほどの応募がありました。多くの方が炭焼きや生物観察など、日ごろ環境に興味を持って活動していらっしゃるようです。参加者の中には小学生も。また頼もしいことに町外からも、力になろうと参加して下さった方がいらっしゃいます。これに、自然観察会のメンバーで、それぞれ鳥や虫や魚、植物などに詳しいアドバイザーの方が6人、町の関連部署の方がオブザーバーとして10人。総勢30人ほどで役場に集合。

1回目は、現地を見学、役場に帰ってから、自然環境学習の森の保全活動の在り方や、やってみたいこと、必要だと思われる施設など、気のついたことをシートに書き込んで解散。

2回目は、出席者が2つのグループに分かれてディスカッションをしました。最後に各グループで出た意見を発表。各自の意見の違いはそんなに大きくなかったと思いますが、欲しいものを挙げただけで、本当に必要かは吟味せず、それ以上の突っ込んだ議論がなかったのが残念です。肝心なのは、少々時間がかかっても自分たちで合意形成し、結論を導き出すことだと思います。当然意見対立もあるでしょう。そういう意味では、議論する時間が足りませんでした。参加者が言いたいことだけ言って、あとは行政任せでは、従来の「要求型・お願い型の民主主義」からの脱却はできないと私は思います。

行政は、一旦、今日出た意見を集約しアドバイザーと検討を重ね12月くらいまでに計画案をつくりたいとしています。ただし、それで決定ではなく、改めてワークショップのメンバーを集めて議論をしたいとの姿勢です。さらに自然環境学習の森の整備後の管理・運営についての議論も必要です。

東浦町にとって、公募による計画づくりのワークショップはこれが初めてです。今後、これらの経験を糧に市民参加の内容を充実していけることを期待します。

 

 

自然環境学習の森 計画づくりワークショップのその後   平成201029

 

第1回(6/21),第2回(7/5)のワークショップで出た意見を参考に、行政が整備計画の素案をまとめました。10月5日に、我々ワークショップ参加者に対して素案の説明があり、意見交換をしました

素案の基本的な考え方は、本来の里山の姿に戻す、できる限り人工物をつくらない、もともと無いものは持ち込まないことです。必要最低限の整備にとどめ、運営管理の中で必要に応じて施設の充実を図っていくことが望ましいと思います。

行政は、学習の森入口近く(新池の北側)の約1,300uの敷地に学習室、展示室、トイレ、器具庫などを備えた建物を建て、林内には炭焼き小屋、散策路、水辺の木道などの整備をすることが必要と考えています。また、自然環境学習の森の管理・運営に関わるグループが自発的に立ち上がるのを期待しています。

「必要以上に手を加えず、本来の里山に戻す」ことを基本としつつ、訪れる人が楽しみながら自然と親しむことができる場所にしていければ素晴らしいと思います。

 

 

(仮称)自然環境学習の森を住民ボランティアで保全・再生   平成21720

 

町は、公募市民による計画づくりワークショップで出た意見をもとに、パブリックコメントを行い、「(仮称)自然環境学習の森基本計画」をまとめました。

4月には、ワークショップの参加者の中で引き続き現地の保全・育成活動に関わりたいと希望したメンバーと自然観察会のメンバー、地域の区長さん、役場の担当課が集まって、自然環境学習の森の保全・育成を進める組織の立ち上げに向けて、会の目的や活動内容について話し合いをしました。その中で、水辺の生き物、竹炭づくりなど得意分野別に分科会を作ってはという意見が出ました。さっそく、水辺グループでは「自然環境学習の森応援ブログ」を開設しました。

現地では、県が治山事業として、竹林伐採や広葉樹の植林、土留め、水路、遊歩道などの初期整備をして、その後の保全や自然の再生、利活用を町と住民の協働で行おうと考えています。県の治山事業については、保全・育成組織のメンバーと県の担当者が現地を確認しながら、できるだけ大掛かりな工事は避け環境を改変しないかたちで進めていくことになりました。

7月19には、少年野球チーム(ホワイトベアーズ)の中学生30人ほどが参加して、水辺の草刈りや竹の伐採や炭焼きなど里山の保全活動をしました。829日には、ため池のかい出しと生き物調査を予定しています。

 

 

一般質問の報告・・・これからの自然環境保護の方向性を問う   平成22121

 

(仮称)自然環境学習の森が保全されることになったのは1つの成果ですが、ここだけ残せばもう終わりということでは、自然環境破壊への免罪符になりかねません。

<里山保全地区の拡大を>

自然環境学習の森を中心として、それに連なる山林・田畑・ため池(上三ツ池周辺)への里山保全地区の拡大や、於大公園に至る明徳寺川の谷の自然景観をどう守っていくか。また、町内の自然を回廊状に結び自然環境のネットワークをつくっていく考えを訊ねました。

行政は、「自然環境学習の森での活動が拡がり、里山保全がされていけばと考えている。川沿いの緑道整備もしたい。」と答弁しました。

<農免道路の拡幅工事に、自然環境、景観への配慮を>

町道森岡藤江線(通称農免道路)が自然環境学習の森に隣接する区間は、車道から見ても「森」を感じる町内でも自然景観に優れた場所です。現在、農免道路の拡幅工事が始まっていますが、当該部分だけ(規格を変えて)道路を控えめとし、伐採、谷の埋立てを極力押さえるべきではないか。あるいは歩道部分だけ(遊歩道的に)自然環境学習の森に取り込む構造にするなどの配慮は出来ないのか訊ねました。

現況7m半の道路を12mに拡幅するとなると今の景観は失われてしまいます。この部分の道路の東側(自然環境学習の森地内)は谷になっているので道路幅を広げるには斜面の木を伐採し、谷を半分近く埋めて法面を造らねばなりません。この拡幅工事による湿地への影響、景観破壊、そして、現在の道路の斜面下にある湧水への影響も大いに気になるところです。

これに対して、「規格は変えないが、コンクリート擁壁は使わず、自生による緑化、湧水に配慮した構造にする。」との答弁でした。これだけでは自然環境や景観への配慮は不十分だと思います。目先の利便性や(根拠の薄い)安全の追求一辺倒から、自然環境や景観重視に軸足を移していくべきだと思います。

 

自然環境学習の森と農免道路が接するところ 道路拡幅予定地を自然環境学習の森の側から見たところ

 

<ため池の外来種対策を>

「東浦町ため池保全計画」には「自然環境の保全、生物多様性の確保に配慮する」との記述があります。自然環境を守るべき池を種別分けして、池干し(掻い掘り)をして、外来種を駆除、放流禁止にするなどのルールをつくるべきではないでしょうか。

行政は、「池の改修工事にあわせて、ブラックバスやブルーギルなどの外来種の駆除を計画的に進める。」と答弁しました。

 

 

(仮称)自然環境学習の森を住民ボランティアで保全・育成   平成22121

 

<保全・育成の会が発足>

8月に、これまでの話し合いを踏まえ、会則を決定、『(仮称)自然環境学習の森 保全・育成の会』が発足しました。この会は、自然観察会のメンバー、住民参加のワークショップからかかわってきた炭焼や里山保全に関心のあるボランティア、この場所の環境に関心のある企業や地域団体で構成され、里山の保全、再生、利活用のあり方を議論し、行政と協働で、体験学習などのイベントや保全活動、ボランティア養成などの計画を立てて実行していくことになります。

<池干しなどの活動を実施>

昔は、池の水を抜き、鯉などを捕ったり、池の補修をするために、定期的に池干し(掻い掘り)をしていたものです。最近、県も試験的に池干しを復活させるイベントをしています。

8月29に、テストケースとして、自然環境学習の森中央部にある小さなため池の水をポンプで抜いて、堆積した枯竹や倒木を取り除き、生き物を捕獲して外来種を駆除するなどの活動を計画しました。3040人ほどの親子連れの参加者が集まって捕獲作戦スタート。大きなコイが45匹、フナ(マブナ、ゲンゴロウブナ)50匹以上、アメリカザリガニが大漁。小さな池でも結構いるものです。

<草刈り、野鳥観察会、竹炭つくり、年末には芋煮会も>

昔田んぼだったところや小川が流れているところの草刈りもしています。水の湧いている所や流路を確認し、水辺の再生や散策ルートの計画づくりに役立てます。また、水面を覆っている草などを取り除き、トンボの産卵できる環境をつくります。草が絡まり生い茂って、とても入れない状態だったので、トラクターも登場。昔あった階段状の水田の地形が姿を現し、水路との関係がよくわかるようになりました。

野鳥の観察会なども開かれています。こうしたボランティア活動と並行して、現在、県の治山事業として竹林の伐採やチップ化が行われているところです。

<今後のスケジュールは>

平成22年度に整備工事終了、23年度に一般公開予定。その前に、公募で森の正式名称を決める予定ですが、まだまだPRが足りません。私もボランティアとして保全活動にかかわっています。たくさんの皆さんが身近な自然を楽しみながら、里山を保全、再生する活動の輪が広がることを期待しています。

 

 


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